ニュースリリース
日立ソフト
Webアプリケーションシステムの連携を効率的に実現する技術を開発
日立ソフト(代表執行役 執行役社長:小川健夫、本社:東京都品川区)は、既存の情報システムを変更
することなく、SOA(※1)への移行が可能となるWebサービス(※2)への変換技術を
開発しました。この技術ではWebアプリケーションが動的に生成するWebページから必要な情報を収集し、これら
の情報をWebサービスとして配信することができます。日立ソフトでは、この技術を適用し、既存のシステムを変
更することなく、自社で運営するECサイト「@Buy24」と社内SAP R/3基幹業務システムとの連携を、実現すること
ができました。
近年、業界の再編や企業の統廃合, 連結経営に伴うグループ企業間の連携、コンプライアンスの確保など、
企業の経営を取り巻く環境は大きく変化しており、その変化に迅速に対応できる柔軟な企業情報システムが求め
られています。この様な企業情報システムを構築するアーキテクチャとして、現在SOAが注目されています。
SOAに基づいて構築された情報システムは、標準仕様に基づく高い拡張性と、サービスの組み換えが容易なビル
ディングブロック方式による高い柔軟性を備えています。
しかしながら、従来、企業の情報システムをSOAに基づいたシステムに移行するには、現行の各システムを
サービスとして作り直さなければなりません。具体的には、現行システムへの標準仕様のインターフェースの
追加やメッセージの統一が必要となります。このためSOAへの移行には時間と費用がかかっていました。
このような問題に対応し、SOAへの移行を支援するために、日立ソフトではWebアプリケーションのWebサービス
への変換技術を開発いたしました。この技術は、Webアプリケーションが提供するWebページから必要な情報を収
集し、これらの情報をSOAP(※3)メッセージとして配信します。特に、データマイニングの技術
を応用したことで、動的に生成されるWebページのように取得する情報のWebページ内の位置や構造が変化する場
合でも、より正確に情報を取得することができるようになりました。この技術により、Webアプリケーションを、
システム変更をすることなく、サービスに変換することができ、移行にともなう時間とコストを削減することが
できます。
今回、この技術を当社ECサイト「@Buy24」が提供する管理用のWebアプリケーションに適用した結果、
「@Buy24」のシステムを変更せずに短期間でWebサービスに変換することができ、サービス提供や売上げに影響
を与えることなく社内基幹システムとの連携を実現することができました。
日立ソフトでは、Webサービスの登場当時から、プロトタイプシステムの開発を通じて技術を蓄積しており、
.NETとJ2EE環境でのWebサービスの互換性検証などの研究成果を挙げています。そしてWebサービスの具体的用途
としてSOAが注目されている現在、既存システムのSOAへの移行に関する研究に取組んでいます。
今後もWebサービス及びSOA技術の研究・実証によって蓄積された豊富なノウハウや開発技術を基に、お客様の
情報システム環境へのSOAの適用を展開してまいります。

図 ECサイト「@Buy24」と基幹業務システムとの連携イメージ
- ※1 SOA:Service Oriented Architecture(サービス指向アーキテクチャ)
- 大規模なシステムを複数のビジネスプロセス(サービス)の集まりとして構築する設計手法。複雑かつ多 様なアーキテクチャやインターフェースを気にすることなく様々なアプリケーション間のやりとりが可能とな ります。
- ※2 Webサービス
- WWW関連の技術を使い、ネットワークを通じてソフトウェアの機能を利用できるよう にしたもの。SOAを構築するための基盤となる技術がWebサービスです。
- ※3 SOAP:Simple Object Access Protocol
- XMLとHTTPなどをベースとした、他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル (通信規約)。
【本件に関するお問い合わせ先】
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
社長室 担当:竹橋、高野
Tel:03-5780-6450 e-mail: press@hitachisoft.jp
本お問い合わせ先に送られる個人情報は、お問い合わせに回答した時点で消去し、当社が個人情報を保有することはありません。
※ 日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
※ 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
以 上

